大好きな、アミューズメント施設で。
電動立ち乗り二輪車 ”セグウェイ” の、試乗を申し込んだ。
身長、体重、年齢などは、条件クリア。
ドキドキしながら、10分前には集合場所へ。
オンタイムに、20代らしき男性インストラクター登場。
点呼後、乗り方から、説明が始まった。
男子大学生3人が、遅れて走って来た。
インストラクターは、腕時計をチラリ。
「時間はきちんと守って頂かないと...」
しーん...
無事3人も受け入れられ、生徒は、私と旦那と計5名に。
「まず最初に、姿勢を正して乗っていられるか、腰が引けることなく降りられるか、などを見させてもらいます。
状況によっては、試乗をお断りさせて頂くこともございますので、ご了承下さい」
オーディション1人目は、私が指名された。
「もう少し前へ来て下さい」
を勘違いし、乗り上げようとした瞬間。
「勝手に乗ろうとしないで下さい!」
ビクッ!
...何とか、合格。
続いて、旦那。
乗った瞬間
「アゴを引いて下さい!」
...五重アゴも、何とか合格。
学生たちのオーディション中に、手渡されたヘルメットを装着。
プロテクターの、ヒザへの付け方が分からず、旦那が質問すると、
「ヒジ!」
無事に、全員合格、全員装着。
「念の為、同意書にサインをお願いします」
「あ、そんな所に書かないで下さい!」
「ちゃんと年齢も書いて下さい!」
親権者の欄にサインしてしまった旦那は、急いで ”50” と殴り書いていた。
何はともあれ、セグウェイは「爽快」の一言だった。
終盤は、全員が笑顔で、初体験の終了を惜しんだ。
乗る人も、それを見ている人も。
みんなを笑顔にしてしまう天才、セグウェイ。
いつの日か、セグウェイで、東京を駆け巡るのを夢見て...
まずは、"ひとつも叱られずに乗る" が目標...
旦那のお母様が。
「クロスワードパズルでな、ローマ字5文字は出てんねんけど、それが言葉になるはずやねん...」
鉛筆片手に、思いあぐねる、お母様。
メモには 「H」「A」「Y」「P」「P」。
私「”HAPPY” やない?」
「あ!そうや!これでまたプレゼント応募できる〜!何度も何度も出してんねんけど、全然当たらへんねん」
悔しそうに語る、お母様。
解答欄には「パッピー」と書かれていた。
「4人乗りのドラゴンに乗ったときなぁ...」
ゴンドラを、竜のように語るお母様は、「駅の道」での食事がお好きだとも語った。
お母様は、西国三十三所を礼拝し、御朱印を集めている。
同時に頂ける、漢字が一文字書かれた紙もコレクトしている。
「あのお寺さんな、御朱印はもらってるのに、漢字の紙がどこにもないねん...」
先日、一緒にそのお寺へ伺った。
「ぼけ封じ」の寺だった。
お母様の愛しさは、誰にも封じられませんように...