スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -
entry_bottom
Gorgeous。
ジャズシンガーだった頃。


ピアノ生演奏で、誰でも歌わせて下さるお店がある。

冬の寒い日だった。
皆様の色気あるジャズで、心を温めていた。
その時。


入口に、全員の視線が集まった。
失礼とは知りながら、その夫人から目が離せなかった。
その、ゴージャスさ。
御召しの毛皮に、キツネ20頭分の顔が見えた気がした。


その日は、喉が乾燥していた。
歌うのを遠慮していた私、だったのだが...


「歌わせて下さい」
突然の立候補。

”I can't give you anything but love” を、ピアニストにお願いした。
夫人に向けて、歌わせて頂いた。


歌い始めた時、ピアニストが私の顔を見た。
歌い終わった後、ピアニストが
「あなた、どこかで歌ってるわね」

はい、に被さって
夫人「アータ、ただ単に、好きで歌っているだけでしょ。単純に、好きだから歌ってるのよね」


ドキドキした。
「はい、ジャズが好きです」


夫人「そうよね」
に続いて

「でも、アータ。もう一曲、歌いなさいよ」





夢のような夜は流れ、お暇する時間になった。



夫人と目が合った。
急いで、お辞儀をした。

夫人は黙ってうなずき、微笑んで下さった。
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
三大ミス。
最近の、三大ミス。


旦那とのLINEで。


「あのお金」
と打ったつもりが、
「あの丘ね」




「その話って、隠密に行われてるのかな」
と打ったつもりが、
「その話って、アンミツに行われてるのかな」




「楽しみにしてるよ」
が、
「楽しみにしてろや」






ミスはともかく、話題がヤクザである。
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
Mokuhyou2016。
旦那は、飲食店の管理を担当している。


旦那は、お客様との面白エピソードを、数日後に話したりする。

げらげら笑いながら、こんな熱い話を、数日間溜める旦那に驚いてしまう。



思い起こせば、旦那はよく帰宅時に
「うん、うん」
と聞きながら、
「それ、もうちょっと後でもいい?」
と、笑う。





Mokuhyou2016。
「玄関で、一日の出来事を、喋り尽くすのやめる」
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
涙腺バロメーター。
よく、泣く。

私の涙腺バロメーターを理解できない旦那は、それが外出中に発令した時、ハンカチを渡して他人のフリをする。


先日。

旦那「この前な、コンビニの前で雨宿りしてるおじさんが、一人でバナナ食べててん。お前が見たら泣くやろなぁと思って」
私「それは泣かへんわ」
オーディション、落選。


旦那は不思議そうに、
「お祭りで、一人で嬉しそうに鮎の塩焼き食べてたおじさんと、どう違うん?」
と、過去の私の泣きエピソードを呟いた。



はたまた、大勢の人が、わーっと歓喜する瞬間も、泣く。
テレビをつけた瞬間に歓喜が映り、内容が全く把握できていなくても。


実は私自身も、My涙腺バロメーターを、理解できていない。





涙腺、壊れてるのかな...
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
さんまさん。


明石家さんまさんの、サインである。
セリフは、A子が考えた。


NTV「恋のから騒ぎ」という番組に、出演させて頂いた。
素人の女性20名の恋バナを、さんまさんが取り扱って下さった。
一年間さんまさんとトークさせて頂き、天の才を肌で感じられた。

番組卒業の日。
誰よりも先に泣いてしまい、涙待ちにしてしまった。

その後行われた打ち上げで、頂いたサインである。



忘れもしない、2013年10月17日。

旦那と、スカイツリーへ行った。
1時間以上待ち、高速エレベーターで一気に上がり、心臓がドキドキした。
ドアが開き、光が入り、わぁーっと声をあげた。
瞬間。


さんまさんが、いらした。
撮影中だった。



絶対私のことなんか、覚えてない。
万が一、話し掛けられるタイミングがあったとしても。
私、から騒ぎ4期生で、アフロで、黒人になりたくて...

多分、思い出して下さらないだろう。



旦那に
「もう行こう」
と言った。

旦那は
「もうちょっと見たい」
と、笑顔で答えた。



旦那の後ろで、しばらく見ていた。
のどが痛くなってきて、窓際へ逃げた。
東京がにじんできて、トイレへ駆け込んだ。




来年で、卒業20年になる。




さんまさんへ。
A子は、さんまさんが、大好きです。
日記 | comments(6) | -
entry_bottom
優しく、殺して。

「Killing me softly」は、The Fugeesで知った。

最初に世界中でヒットしたのは、Roberta Flackが歌う「Killing me softly with his song」で、更にその前にLori Liebermanが「Killing me softly with his blues」を歌っていたそうだが、とにかく私をKillingしたのは、The Fugeesだった。

ボーカルのLauryn HillにもKillingされ、彼女の写真を美容院へ持っていき、アフロにした過去もある。
十代の私にとっては、レゲエの神様であるBob Marleyの息子、Rohan Marleyと恋に落ちることも素敵で、Laurynの全てに憧れた。


“Strumming' my pain with his fingers
 Singing my life with his words 
 Killing me softly with his song 
 Killing me softly with his song 
 Telling my whole life with his words 
 Killing me softly with his song” 

日本人のボーカルも、多くの方がこの曲をカバーしており、曲名の「Killing me softly」は基本「優しく歌って」と訳されている。
この歌詞の甘さにもKillingな私は、「優しく、殺して」と訳したい。

“彼の指が、私の痛みをかき鳴らし 
 彼の言葉で、私の人生を歌ってくれる 
 歌って、優しく、殺して 
 歌って、優しく、殺して 
 私の人生の全てを教えて 
 歌って、優しく、殺して”



かく言う私も、かつてジャズシンガーをしていた。
ライブでは「Killing me softly」を、The FugeesのHIP HOPのリズムでカバーした。

あるライブで、ジャズクラブのバーテンダーが
「何か、好きな曲名を教えて下さい。それをイメージしたカクテルを、今日のカクテルにします」

私は即
「Killing me softly」
と答えた。

ライブのMCで、
「今日のカクテルは、次歌うKilling me softlyをイメージして作って頂きました」
と、宣伝もした。


ライブ後、カクテル名は「with his song」まで付けるべきだったと後悔した。
優しく、殺してくれるカクテル。

「一杯も売れませんでした…」
と報告してきたバーテンダーの言葉は、心なしか「Kill you」に聞こえた。

コラム | comments(0) | -
entry_bottom
乾杯!!
Sさんの送別会で。


Sさんの挨拶が終わり、
「乾杯!!」


旦那は乾杯時、カチンとグラスを合わせる世代である。


みんながグラスに口をつける中、旦那のカチンは空振り、すっと下げて口をつけていた。

それを見逃さず、ゲラゲラと笑う私に、旦那は小声で
「声でかいぞ」





旦那は休日、声を省エネしている。
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
一番の痛み。
最近通っている歯医者さん。

「痛いよね、ごめんなさいね」
痛くないのに。
優しさで、胸がキュッと痛い。


今までの人生で、一番痛かった事。


去年9月の術後、頭のカット部分に、ホッチキスのような接続がされた。
お陰で今は、美容師さんが探しても、カット痕が分からないので、大変感謝している。
のだが。


ホッチキスを外す日は、突然来た。
男性の若い医師が
「もう大丈夫、取りましょう」

一人が頭を押さえて下さり、一人がホッチキスを取る。
一人の女性医師が、手を握って下さり、
「私の手を握り潰して下さい!! 頑張って!!」



数分で、全て取って頂いた。
女性医師の手は赤く、私の汗でびちょびちょになっていた。


その女性医師の事、少し好きになってしまう、単純明快さ。

そんな私は、本当にくどいようだが、来年末40チャイになる。
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
朝食ビュッフェ。
朝食メニューが好きだ。


旦那とビュッフェに行った。
普段、朝はヨーグルトしか食べない私は、選び倒すのにだいぶ時間がかかった。

準備万端で、食べ始めずに、私の戻りを待っていてくれた旦那のおでこに、マヨネーズがついていた。




笑いは、だいぶ時間をかけて納めた。
しかし、ニヤニヤしながら食べるのは、困難だと知った。





自覚なく、おでこにマヨネーズをつける旦那。

そんな旦那は、くどいようだが、先日50チャイになったばかりである。
日記 | comments(0) | -
entry_bottom
心の謝罪。
旦那は、滋賀出身である。


滋賀には、「ねぶる」という方言がある。
「舐める」という意味だそうだ。
なんか可愛くて、気に入った私は
「飴、ねぶる?」
と、使ってみたりした。


旦那の実家の庭には、綺麗な岩がある。
旦那のお父様に、
「綺麗ですね」
と話し掛けた。

お父様は、
「いやぁ、色をもうちょっと綺麗に出したくてな、必死でねぶり倒してんけど、そのお陰で色が死んでもうてなぁ」
と、笑った。



その後、滋賀には「なぶる」=「触る」という方言もあると知った。


聞き間違いで、岩を舐め回している姿を想像した事を、心の中で謝罪した。
日記 | comments(2) | -
entry_bottom
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< March 2016 >>
recent_entry
archives
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
RECOMMEND
SPONSORED LINK
LINK
PROFILE
MOBILE
qrcode
search