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Blood。
 帰省している。


映「この前書いたブログの、江頭4:30って意味分かった?」
母「昨日映ちゃん、酔っ払ってその話してたから分かるで」

「お酒飲む人って、同じ話、何回もするって言うけど」
と、笑う母。



母「叔母ちゃんが千枚漬送ってくれはって、電話した時な・・」
映「その話、昨日聞いたで」
母「え?言うたっけ」
映「うん」
母「叔母ちゃんが膝痛いって話?」
映「そう」
母「注射恐いから病院行かんって話やで?」
映「聞いたって」
母「膝痛いの我慢する方がよっぽど辛いって」
映「だから聞いたって」
母「おばあちゃんにそっくりやって話でなぁ」



結局全部話す、下戸な母。
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片穴。
 レーザーで、鼻を焼いた。


私の花粉症は、1月の終わりからやってくる。
そして、ゴールデンウィークまで長々居座る。
鼻声は少し気に入っているが、喉にくるのが辛い。
前々から気になっていた、レーザー治療を受ける事にした。


治療後一週間は、鼻がグダグダになるらしい。
ホームページでは、片穴づつ受けるよう、推奨していた。
仕事の都合上、チャンスは一昨日しか無かった。
そして、両穴やるしかなかった。


馴染みの耳鼻咽喉科には、二台の診察台の間に鎮座し、ハキハキと患者をさばくオバちゃまがいる。
「豊嶋さん、豊嶋映子さん」
独特のイントネーションで呼び出される。


「左右、どちらからしますか?」
「両方お願いします」の途中から食い気味に「お勧めしません」。
すごいスピードだった。

その後も、患者さんのエピソードを挟みながら、延々と片穴治療を勧められた。
少し、気持ちが傾いてきた時、
「覚悟はお有りですね?覚悟は、お有りですね?」
と二回言われ、むだな負けず嫌いが顔を出した。
「両穴で、お願い致します」
オバちゃまは溜息をつきながら、やれやれ、みたいな顔をした。



麻酔の時点で、呼吸が出来なくてパニックになった。
「口でゆっくり呼吸して下さいね〜」
お医者さんは、心なしか笑い声だった。


喉まで麻痺してきた頃、再度呼ばれた。

メガネが渡された。
診察室が暗くなった。
「楽〜にして下さいね〜」
また笑い声で言われた。


事前に指導を受けた、口で吸って鼻から出す呼吸。
恐怖で、一秒に一回のペースになってしまった。
「楽〜に」と、また言われた。
一分間が、永遠に感じられた。


治療後、鼻に綿を詰められ、
「左から鼻血が出ます」
と宣言された。


綿が恥ずかしいので、マスクをして帰った。


家でマスクを外すと、右鼻から幾筋もの血が垂れ流れ、恐怖の顔面になっていた。



その後、呼吸は出来ない、鼻血は止まらないで、てんやわんやになった。
耳の奥でずっと、「お勧めしません」がこだましていた。







来年は、片穴にしま〜す・・・
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過去との遭遇。
 大学四年生の、卒業論文作成時期に。


テスト勉強はいつも、ギリギリになるまで逃避してきた。
卒論も、例外ではなかった。


テレビ逃避だけでは飽き足らず、お笑いのライブを見に行った。
さすがの私にも引け目はあり、客席の後ろの方に座った。


あるコントで、刑事と泥棒に扮した芸人が、客席を走り回った。
私の座席列にもやって来た。
私の足をまたいで、走り去った。

お笑い一人は、こういう時リアクションに困る。
クールにやり過ごした。



数年後、スカパーを見ていたら、見覚えのあるコントが。
あの日のライブ録画が放送されていた。

例のコントが始まるまで、気が気じゃなかった。



卒論や、将来への不安。
押しつぶされそうな気持ちから逃げ出したかった、あの頃の私との、偶然の再会。


クールにやり過ごしてるどころか、薄ら笑ったアフロが映っていた。





知らなくてもいい過去がある。
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ホームパーティ仕事。
 夢のようだった。


I様邸・クリスマスパーティ20091226
P:田中さとこ、Vo:豊嶋映子。


靴のまま上がる、アメリカンスタイルかと思った。
一部屋丸々、玄関だった。


「コートやカバンを置くのに使って下さい」
の部屋に、液晶テレビとブルーレイ。
ちなみに私の部屋、未だにテレビデオ。


メインの部屋に


ピアノはやっぱり
しかも3階にもう一台スタインウェイ。
さらに、ベーゼンドルファー。


スピーカー


そしてスピーカー


そしてこのシステム




唖然。



ライブの後、余興が始まった。
一人500円握ってジャンケンし、勝った人が貰ってゆく。
最終的に、二万円ほどの賞金になる。

一回戦、I様の奥様優勝。
二回戦、I様のご子息優勝。
私、両戦とも一人目で敗退。


勝てる気が、1ミリもしなかった。



夢のような時間は、いつもあっという間に過ぎてしまう。
奥様手作りのお菓子をお土産に頂き、帰宅の途についた。

帰り道も、豪邸、豪邸、また豪邸。


渋谷の雑踏が現れた時、やっと現実が戻ってきた。



今、I様邸の玄関くらいの我が家で、ガラスの靴を探している。
ライブ | comments(8) | -
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Lost & Found。
 落とし物をした。


親切な方が、六本木駅へ届けて下さった。
落としてから二日経っていたので、上野駅に保管されているとの事。
喜び勇んで「すぐ取りに行きます!」
よく話を聞かないまま、電話を終了させてしまった。


上野駅に着いたのが、19時15分。
駅員さんに尋ねると、
「忘れ物総合取扱所だったら、19時で終わりですよ」


再度六本木駅に電話すると、
「今週中は上野駅、それ以降は警視庁遺失物センターに保管されます」との事。

「相棒」ファンの私は、警視庁へ行く事にした。



遺失物センターは、少し想像と違う外観だった。
だが警察の方は、想像通り親切な熱血漢だった。

赤と黒のペンを、輪ゴムで括り付けていた。
そのお手製二色ペンを器用に使いこなし、書類に赤で丸、黒で「六本木」と書いていた。



隣の男性が、財布を受け取っていた。
警察の方が、「690円入ってました」と発表した。
男性が「お札は・・?」と聞くと、
「無かった。盗られちゃったみたいねぇ」

色々あれど、みんな一様にホッとした表情だった。



「トシマさん」
と呼ばれた。
「ごめんなさいね〜、まだ上野駅にあるみたい」



それから、忘れ物取扱所を三つハシゴした。

やっとの思いでカムバックした、スポーツジムの入館証。
無表情に写った私の顔写真が、微笑んで見えた。


帰りに寄った、上野公園の紅葉
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サンタクロース。
 結構大きくなるまで、サンタクロースを信じていた。


12月に入ると、ベッドの横に、サンタさんへの手紙を貼り付けた。
寒い中、空を飛んでくる事へのねぎらいで始まり、欲しいプレゼントランキングで締めた。

目が悪くなるからと、両親に買って貰えなかった「ファミリーコンピュータ」が、連続一位で殿堂入りとなった。
二位は、リカちゃんハウスの「ゆったりさん」、シルバニアファミリーの「デラックスハウス」など、家シリーズがランクインした。

デラックスハウスは、今も実家で大切に保管している。


あるクリスマスには、手紙の下の方に
「ミンナデ ナカヨク ツカッテネ」
と書かれていた。
サンタさんから返事が来た!と、終業式でコッソリ自慢した。
みんな、羨ましがってくれた。




今朝ベッドの横に、酔っ払って脱ぎ捨てたと思われる靴下が、一足だけあった。

一応、中身を確認してしまった。

Merry Christmas Eve!!
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前世。
 兄は昔、ゲームセンターによく行っていた。
兄はゲームセンターを、「ゲーセン」と呼んだ。


そのゲーセンには、前世を占うゲームがあった。
友人三人と占った。



友人A。
「イギリスの王族」



友人B。
「フランスの貴族」



兄。
「北欧のスカンク」
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miracle。
 優柔不断である。
何かモノを選ぶ時は、まずは色で決めることにしている。


以前姉から、ESCADAの「トロピカルパンチ」という香水を貰った。
瓶がピンクとオレンジで、美味しそうな香りがして、とっても気に入っていた。

残りわずかになったので、同じ香水を買いに行った。
しかし、どこを探しても、トロピカルパンチは無かった。

「申し訳ございませーん、エスカーダさんは毎年新しい香水を発表されてましてー、去年のモデルは在庫無くなり次第販売ストップなんですー」
指をクロスさせた店員さんは、記憶の中で柳原加奈子さんにすり替わっている。


探し回り、歩き疲れた頃、ふと小さな香水屋が目に入った。
ショーウィンドウを見ると、なんと、あのトロピカルパンチが・・!
店主は、見た目占い師のようなマダムだった。
トロピカルパンチは、おフランスのオークションでお落としになったそうだ。
値段を伺うと、発売当初の三倍以上に跳ね上がっていた。



大好きなモノが、こんなに入手困難だなんて、切ないにもほどがある。
私は、手堅く手に入るモノを好きになるべく、新たな香水探しに歩み出た。


キーワードはピンク。

意外だったが、ピンクの香水はとても多い。

第二次キーワードは、サブタイトル。

ドストライク発見。
LANCOMEの「miracle」
サブタイトルは「私から生まれる奇跡」


最初あまり馴染まなかった香りも、使い続けるうちに好きになった。



去年の年末、ライチちゃんにJILL STUARTの香水を頂いた。
夢のように可愛いボトルで、ピンクで女の子の香りがして、すぐさま飛びついた。


それも残りわずかとなり、名残惜しく感じ、最近は五代目ミラクと併用している。

そんな浮ついた気持ちで、miracleが生まれるはずもない。
昨日も何事もない、平々凡々な一日であった。

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珍友。
 神戸から日帰りで、珍友のAちゃんが遊びに来た。


Aちゃんは、
「映子チェリーやったら、私ライチにしてん」
と言った。
色白のAちゃんは、その理由を
「皮むいたら白いけど、種は黒いから」
と笑った。


Aちゃんは突然、
「カラスの羽むいても黒いと思う?」
と言った。
考えたこともない質問だった。


Aちゃんは羽田で、到着口行きのエスカレーターに乗ってしまった。
「間違えたー」
と、なすすべも無く、右側に乗って上がって行った。


しばらくするとAちゃんは、
「まだ笑ってんのん?」
と言った。


見送った後、帰りの電車で、思い出す度ニヤニヤした。



小さな巨人、ライチちゃん。

チェリーは、ライチが大好きです。
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彦ザエモン。
保険の、資料請求電話受付のアルバイトをしていた。
お名前を伺った後、漢字を伺い、間違いの無い様復唱した。


女性で多かったのは、「美恵子」様。
漢字を伺うと、少し言いにくそうに
「・・美しく、恵まれた子です・・・」。
「美しく恵まれた子、美恵子様でいらっしゃいますね?」
と復唱せねばならず、意地悪みたいで気が引けた。


男性で多かったのは、「○彦」様。
漢字を伺うと、大抵は「彦根の彦」。
もしくは「彦ザエモンの彦」。
彦ザエモンさんがどなたか知らなかったが、私はその答えが気に入っていた。

時々、彦を
「え〜と、立つを上に書いて、斜めにチョーンして、その右にチョンチョンチョン三本」
と説明される愛しい方もいらした。
そんな時は自主的に「彦ザエモンの彦でございますか?」と使ってみたりした。


最も印象的だったのは、「貞雄」様。
説明し慣れた様子で
「童貞の貞に、オスメスの雄」。
復唱出来ず。

まさか仕事のパソコンに「童貞」と入力する機会があるとは思わなかった。



ちなみにブログ名の「チェリー」と貞雄様は、全くの無関係である。
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