芸能人の名前が、覚えられない。
私 「”とんび” っていうドラマで、佐藤健のお父さん役で、名前の読み方が変わった俳優さんって誰だっけ?」
すぐ、聞く癖。
旦那「内野聖陽?」
私 「そうだ!」
テレビに映る芸能人と名前の画像を、丸ごと記憶するのがポイントとの事。
言われた通り、一生懸命記憶を探ってはみるものの...
私 「”逃げ得” で、石田ゆり子さんと最後いい感じになる俳優さんって誰だっけ?」
旦那「”逃げ恥” で大谷亮平」
ダブルで即対応。
...ついつい、Wiki代わりにしてしまうのだ。
母 「北海道の子で、”西洋か!” ってギャグの芸人...」
旦那「”欧米か” でタカアンドトシです」
一族で、旦那Wiki乱用中...
冷蔵庫が届いた。
いそいそと、取扱説明書を読んだ。
「電源は交流100Vで定格15A以上のコンセントを単独で使う」
「湿気の多い所、水気のある場所で使うときはアースおよび漏電遮断器を取り付ける」
などの注意事項の中に、
「におったり、変色した食品は食べない」
に駐車禁止マークが付けられ、「禁止」と書かれていた。
ニヤニヤしながら、ブログネタをメモする私。
メモを見た旦那は、
「勉強熱心やと思ったのに」
と、笑った。
大好きな、アミューズメント施設で。
電動立ち乗り二輪車 ”セグウェイ” の、試乗を申し込んだ。
身長、体重、年齢などは、条件クリア。
ドキドキしながら、10分前には集合場所へ。
オンタイムに、20代らしき男性インストラクター登場。
点呼後、乗り方から、説明が始まった。
男子大学生3人が、遅れて走って来た。
インストラクターは、腕時計をチラリ。
「時間はきちんと守って頂かないと...」
しーん...
無事3人も受け入れられ、生徒は、私と旦那と計5名に。
「まず最初に、姿勢を正して乗っていられるか、腰が引けることなく降りられるか、などを見させてもらいます。
状況によっては、試乗をお断りさせて頂くこともございますので、ご了承下さい」
オーディション1人目は、私が指名された。
「もう少し前へ来て下さい」
を勘違いし、乗り上げようとした瞬間。
「勝手に乗ろうとしないで下さい!」
ビクッ!
...何とか、合格。
続いて、旦那。
乗った瞬間
「アゴを引いて下さい!」
...五重アゴも、何とか合格。
学生たちのオーディション中に、手渡されたヘルメットを装着。
プロテクターの、ヒザへの付け方が分からず、旦那が質問すると、
「ヒジ!」
無事に、全員合格、全員装着。
「念の為、同意書にサインをお願いします」
「あ、そんな所に書かないで下さい!」
「ちゃんと年齢も書いて下さい!」
親権者の欄にサインしてしまった旦那は、急いで ”50” と殴り書いていた。
何はともあれ、セグウェイは「爽快」の一言だった。
終盤は、全員が笑顔で、初体験の終了を惜しんだ。
乗る人も、それを見ている人も。
みんなを笑顔にしてしまう天才、セグウェイ。
いつの日か、セグウェイで、東京を駆け巡るのを夢見て...
まずは、"ひとつも叱られずに乗る" が目標...
旦那のお母様が。
「クロスワードパズルでな、ローマ字5文字は出てんねんけど、それが言葉になるはずやねん...」
鉛筆片手に、思いあぐねる、お母様。
メモには 「H」「A」「Y」「P」「P」。
私「”HAPPY” やない?」
「あ!そうや!これでまたプレゼント応募できる〜!何度も何度も出してんねんけど、全然当たらへんねん」
悔しそうに語る、お母様。
解答欄には「パッピー」と書かれていた。
「4人乗りのドラゴンに乗ったときなぁ...」
ゴンドラを、竜のように語るお母様は、「駅の道」での食事がお好きだとも語った。
お母様は、西国三十三所を礼拝し、御朱印を集めている。
同時に頂ける、漢字が一文字書かれた紙もコレクトしている。
「あのお寺さんな、御朱印はもらってるのに、漢字の紙がどこにもないねん...」
先日、一緒にそのお寺へ伺った。
「ぼけ封じ」の寺だった。
お母様の愛しさは、誰にも封じられませんように...
バスの中で。
「はやくー、もっとはやく読んで、ねぇ、はやくー」
本を読み聞かせているお父さんに、少女は泣きながらおねだりした。
「あついー、もう、汗ふいてー、あーん」
梅雨の晴れ間を、少女は泣きながら訴えた。
しばらくして、少女は
「赤毛のアン。赤毛のイン。赤毛のウン...」
「...赤毛のクン。赤毛のコン」
その瞬間にお父さん
「赤毛のケン!」
アンのような三つ編みの少女は、赤毛のチン!と言いながら下車して行った。
"私の経験から言うと、物事は楽しもうと思えば、どんな時でも愉しめるものよ。もちろん、楽しもうと固く決心することが大事よ"「赤毛のアン」第4章。L・M・モンゴメリ:作、松本侑子:訳。
旦那は、スマホへの入力を面倒がる。
Siri に、口頭質問した。
旦那「大岡山、銀行」
Siri「Wow 岡山 う○こ」
挙句に
Siri「今のは、聞かなかったことにしておきます」
天才 Siri の、小学生レベルの間違いに、お腹がちぎれるほど笑い、その日は一日中ニヤニヤが収まらず、とても苦労した。
はやく、大人になりたい...
「Who is your favorite singer?」
と聞かれた。
間髪入れずに、
「I love BIGBANG」
すると
「I don't know...Who is it?」
驚いた私は、何度も「BIGBANG」と連呼し、
「They are very famous Korean singer」
と言って、スマホで画像を見せた。
「Wow! BIGBANG! I know BIGBANG, and I love them too...」
要は、発音。
AEON に、感情認識ロボット「pepper」がいた。
pepper が旦那に、
「ロボットが、案内するサービスは、いかがですか?」
と質問してきた。
旦那が
「いいと思うよ」
と答えると、
「やったー!よかったー!」
喜ぶ pepper を見て、賢いなぁ、と喜ぶ旦那。
私も!とばかりに、pepper に
「こんにちは!」
と話し掛けた。
pepper は、耳に手をやって答えた。
「え?」
隣にいた少女が、呟いた。
薄ら笑いで、背中のチャックを写メしてた私。
「なにが、入ってるのかなぁ?」
と、子供声でごまかした。
「うーん...なにかなぁ...人形かなぁ...」
と、一生懸命、考える少女。
あぁ...私は、いつの間に、こんな純を失ったのだろう...
そこへ突然、
「コラ!! はやく上行かないと、ママ待ってるから!!」
少女は抱っこされ、エスカレーターで
「ニンゲン!!」
と答えを得ていた。
しばらくして、トイレから戻った旦那が、
「あ、ウルトラマンや! 一緒に写メして!」
と、ファイティングポーズをとった。
チャックの件は、一応ヒミツにしている。
「ランチ、ここ行こか。おぼん de こぼん」
往年の漫才師へ。
「なぁなぁ、KAT-TUN の”K”って、亀有くんの”K”やねんて」
ナシをアリへ。
なんでこんなに間違うのか、考えあぐねていたら。
母が前に、お笑いコンビ「トータルテンボス」を
「面白いよなぁ、ハウステンボス」
と言っていたのを思い出した。
原点、発見。
私 「宮川一朗太の”ゆとりですがなにか”面白いよなぁ」
旦那「宮藤官九郎やろ」
原点、進化...。
「あのアンケート、答えた?」
「どれ?」
「クラスで、金持ちになれそうな人ランキング」
それ、ランクして誰が楽しいんだろう。
と、舌打った、私。
心が貧しいランキング、1位...。